原敬と伊勢 ~日記に残された訪問記録~
- 内容:
- 大正時代の後半に、3年以上にわたって首相を務めた原敬。彼が残した伊勢の訪問記録を読みながら、その背景を探ります。
原は盛岡藩の家老の家に生まれ、大政党の立憲政友会を率いた政治家で、非藩閥・朝敵藩出身にして爵位を持たない初の「平民宰相」として知られます。通算ではなく1回の首相在任期間の長さで見ると、原は伊藤博文、桂太郎に次ぐ記録を誇っています。
また明治8年(1875)以降、東京駅で暗殺される大正10年(1921)に至るまで、克明な日記を残したことでも知られ、その日記は近代日本政治史研究に不可欠な、重要史料の一つです。日記によれば、原は伊勢を5回訪れていますが、原は何のために訪れ、伊勢で何を見聞きしたのでしょうか。
日記には何を記録し、何を残さなかったのか、日記を手がかりに彼の足跡をたどります。
- 日時:
- 2025/03/24(月) 13:30~15:00
- 講師:
- 谷口 裕信
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1000円 ビジター 1500円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎