近代の伊勢と新聞~吃驚新聞を中心に~
- 内容:
- 伊勢商工会議所の近くの通りに「びっくり世古」という名があることをご存じの方もおられるでしょう。
これは、明治~大正期に『吃驚新聞』という新聞を出していた新聞社が付近にあったことに由来します。近代の伊勢は新聞発行事業のさかんな地域でした。しかし、このような形で紙名が残っているのは『吃驚新聞』だけです。
残念ながら『吃驚新聞』は、現存する紙面がほとんどありません。本講座では、当時の雑誌や、同時代に生きた人々の作品などから、どのような新聞であったのかを明らかにします。
また、新聞社主であった富山健雄という人物の半生をたどることで、『吃驚新聞』の興亡の過程を読み解いていきます。
なぜ、今なお通りの名として残っているのか――その背景に迫ります。
- 日時:
- 2025/09/29(月) 13:30~15:00
- 講師:
- 太田 未帆
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1100円 ビジター 1600円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎