「朧夜香(おぼろよこう)」を楽しむ
- 内容:
- 「照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜に しくものぞなき」 新古今集 大江千里
(さやかに照るのでもなく、といって全く曇ってしまうのでもない、春の夜のおぼろにかすむ月の美しさに及ぶものはない)
春の夜に月がほのかに霞んでいる情景が目に浮かんで、日本人の美的情感のきめ細やかさを感じます。
今回は春の夜に「霞」は真那賀、「花」は羅国、「月」は佐曽羅、の香りを聞き、「朧月夜」を楽しみましょう。
香木の種類は7種類、伽羅・羅国・真南蛮・真那賀・佐曽羅・寸門多羅・新伽羅。産地や最初に渡来した国などから分類したもので、香十徳といって十の徳がもたらされます。
心ときめく香りが誘う空間の中で、心身ともに安らぐ静かなひと時を過ごしてみませんか。香りで表現された主題を鑑賞し、その世界に遊ぶことが香道の醍醐味なのです。
(筆記用具をお持ちください)
- 日時:
- 2022/04/12(火) 18:30~20:30
- 講師:
- 東 堯霞
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 5400円 ビジター 5900円 (香筵料・食事代・お菓子代含む)
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました