「絵巻物」を読む ~扇面古写経・餓鬼草紙~
- 内容:
- 前回に続き絵巻物から読み取れるさまざまな現象のお話です。
まず扇面古写経、これは大阪市の名刹四天王寺に伝来した装飾経の遺品です。
平安時代に流行したもので扇形に切った料紙にした下絵を描き、その上に法華経や無量義教などを写してあり、下絵の材料は貴族や庶民の暮らしです。
ことに庶民の暮らしは当時の様子をしのぶのに何よりの資料とされています。
餓鬼草紙の方は平安時代から鎌倉時代の不安定な世相を背景にして描かれたもので欲色餓鬼、食糞餓鬼、羅刹餓鬼などこれでもかというほど残酷にしかしちょっとユーモラスにも描かれています。
この中から私たちが読み取れるものはなにか、じっくりとお伺いいたしましょう。
- 日時:
- 2022/08/17(水) 18:30~20:00
- 講師:
- 神崎 宣武
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1200円 ビジター 1700円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎