「菊水香」を楽しむ
- 内容:
- 菊は中国原産で、彼の地では菊の花をひたして香りをうつした酒を飲み、邪気を祓い長寿を願う風習がありました。日本へは平安時代に渡って、不老長寿の薬草として珍重されました。
今回は菊と水にちなんだ「菊水香」。菊と水を組み合わせ、「陶淵明(とうえんめい)」、「彭祖(ほうそ)」、「谷川」、「山路の水」という組香です。
陶淵明は4世紀から5世紀にかけての詩人で自然と一体となって暮らし、その心境を「采菊東籬下 悠然見南山」(菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る)と詠いました。
彭祖は中国伝説の仙人で7~800歳、明治時代に描かれた愛菊図という日本画は菊が群れ咲く水辺の岩陰に彭祖がたたずむ絵柄です。
両人ともに菊に縁は深いのです。神秘的な世界を香りで楽しみましょう。
- 日時:
- 2025/11/10(月) 18:30~20:30
- 講師:
- 東 堯霞
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 5500円 ビジター 6000円 (香筵料・食事代・菓子代含む)
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎