ヒカゲノカズラを学ぶ~文化史と正月飾りの製作~
- 内容:
- ヒカゲノカズラは、山野に自生する多年草で、名称は、「日蔭(ひかげ)」の「葛(かずら)」に由来するとされます。その名の通り、日蔭の地面を這うツタ状のシダ植物で、神話の中で天宇受売命(アメノウズメノミコト)が天岩戸の前で舞いをした際に身に纏ったともいわれ、大嘗祭などの宮中祭祀でも利用されるなど、神話や祭祀に関わりが深い植物です。
『古事記』や『日本書紀』、『万葉集』などの古典にも記載があるほか、現在でも正月飾りの縁起物である蓬莱山に昇る龍を象った「掛蓬莱」の材料にもなっています。
本講座では、前半でヒカゲノカズラに関わる文化史を座学で学び、後半でヒカゲノカズラを使い、「掛蓬莱」を製作します。
正月を指折り数えるこの時期、「掛蓬莱」を作り、清々しい新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
- 日時:
- 2025/12/22(月) 13:30~15:30
- 講師:
- 新田 惠三
- 定員:
- 15名
- 料金:
- 会員 4000円 ビジター 4500円 (材料代含む)
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎




