中国少数民族ミャオ族の伝統工芸
- 内容:
- ミャオ族は苗族と書き中国南西部の貴州省に多く居住している少数民族です。長い間迫害を受け、やっと居場所を定められたようです。
今もそうですが、中国は他民族を漢民族に同化させることを目標としているので、ミャオ族も独自の文化を持ちながらも表面上は中国語を話し、中国人民として暮らしていると言えましょう。
林先生は、私たちとは全く異なる文化を持つ中国少数民族のひとつミャオ族が生活する現地と日本を12年間にわたり行き来しながら、刺繍と銀の工芸品を中心とする伝統的創作品の歴史研究をしてきました。
彼らの文化で特徴的なのは装飾、代表的なのは長角ミャオ族、他にも長裾ミャオ族、短裾ミャオ族など、それぞれに異なる刺繍や髪飾り、装身具があり百花繚乱。さまざまな技法を凝らした刺繍の衣装、純銀を使ってつくる豪華で繊細な銀の装身具は、体にまとう民族の歴史でもあります。
ミャオ族の伝統工芸のひとつ銀の装身具は、重要な文化財で、とても珍しく博物館などでしか見ることができません。今回の講座では、古いものから現代職人のものまで現物の銀細工を展示いたします。実際に手に取って触っていただき、彼らの創作精神を体感いただければ幸いです。
貴州の少数民族のほとんどすべての女性は芸術家であると言われる彼女たちの独特な美意識や文化など興味深いお話を伺います。
- 日時:
- 2023/07/18(火) 13:30~15:00
- 講師:
- 林 遼子
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1200円 ビジター 1700円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました