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暮らっしっく日本 五十鈴塾

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松阪の城歩き

内容:
松阪は歴史、文化、経済どれをとってもとても面白い町で知れば知るほど奥行きの深さに驚きます。
松阪商人が余りにも有名なので商業の町かと思いますが、いやいやその昔。
松阪市には、国司・北畠時代の山城から、戦国時代末期1588年築城の松坂城まで、優に100を超える城があります。
その代表格は松坂城(阪ではなく坂)。
しかし現在地ではなく海に近い松ケ島城、現在の三渡川河口付近、ここは海陸の要衝でここに最初に城を築いたのは北畠氏の武将、織田信雄が五層の天守閣を築くなどしましたが、
秀吉の命で移封された蒲生氏郷がここでは城下町としての発展が望めないとして今の四五百(よいほ)の森にわずか三年で築かせました。
突貫工事のために手当たり次第に石などをかき集め、石棺の蓋まで使用したそうで、今でも見ることが出来ます。
城下に大湊から大商人であった角屋氏を招いたり、近江の商人達を連れてきたりして、今の松阪の経済の基を築いた氏郷ですが、6年ほどで会津42万石に転封されました。
江戸時代には紀州藩の所領となり、留守居役がいるのみとなりました。
天守や本丸は災害で無くなっていますが、見どころは石垣、野面積みという自然石をそのまま使うやり方で穴太衆という石工たちを近江から連れてきて作らせました。
その松坂城が日本百名城に選ばれ、2011年には国史跡に指定されると発掘や整備に拍車がかかり、40数年前からは様相が一変、映画のロケやポケモンなどで大騒動。
一方、山城である白米城伝説の阿坂城には週末ともなると人が殺到する始末。
また織田信長8万騎の怒濤の攻めに40日耐えた大河内城や新発見相次ぐ山城などは、地域活性化の起爆剤として注目の的となっています。
今回は松阪市域の城の、これぞという見所を吉田先生に詳しくお伺いします。
日時:
2023/08/10(木)  13:30~15:00
講師:
吉田 悦之 
定員:
20名
料金:
会員 950円 ビジター 1450円
場所:
五十鈴塾右王舎

講座は終了しました