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暮らっしっく日本 五十鈴塾

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予約受付終了

茶の湯つれづれ噺 ~お茶とお菓子とともに~

内容:
講座では皆でお茶を点てて五十鈴茶屋製の季節のお菓子をお楽しみいただきます。今回のシリーズは、書院茶が生まれた時代背景や、わび茶が大成されるまでについて、人物を中心に、みなさんと共に考えたいと思います。きっと、新しい発見があります。
(進み具合など諸事情により講義内容を変更することがあります)
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4月18日(木)「書院茶が生まれた時代背景」①足利義満と足利義教
三代将軍足利義満の時代に、明との貿易を開始。絵画や掛物、陶磁器の唐物を将軍家に集めました。これらの道具を効果的に飾る必要ができ、床の間が生み出され、この床の間を基準として、日本式の茶礼が考案され、書院茶が確立されました。このあたりに焦点を合わせて考えてみたいと思います。
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5月16日(木)「書院茶が生まれた時代背景」②八代将軍足利義政
八代将軍足利義政の時代に、応仁の乱が勃発、実子義尚が時期将軍になります。居場所を無くした義政は茶の湯等の趣味の生活に生きがいを見つけます。そして、東山に銀閣寺を造り持仏堂である東求堂から東山文化が生み出されます。この東求堂内部に四畳半の自身の書院があり、これが茶室の始まりといわれています。一緒に考えてみましょう。
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6月20日(木)「わび茶の開祖‐村田珠光‐」
村田珠光は、只飲むだけの「飲茶を主体とした茶」と「道具の鑑賞を主体とした茶」に精神性を加えた茶の湯に変革。このことが、わび茶の芽吹きとなります。この茶の美学を基に、思想や道具や点前を通して一つの形に仕上げたのが村田珠光です。15世紀後半、珠光の創始によるとされる「わび茶」が誕生します。わび茶の開祖といわれる所以です。
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7月18日(木)「わび茶の確立者‐武野紹鴎‐」
武野紹鴎は村田珠光の門下に茶を習いわび茶を追求。また、和歌を三条西実隆に習い、和歌の理念・思想である「枯れかじけて寒かれ」「冷・凍・寂・枯」を茶の湯に取り入れ、茶の湯を「わび」という精神をもった「道」に昇華していきます。わび茶の確立者といわれることについて、みなさんと共に考えてみましょう。
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8月22日(木)「わび茶の大成者‐千利休‐」
千 利休の目指した茶の湯は、珠光・紹鴎以来のわび茶、草庵の茶に「心味の無味の境」を求める求道性の強いものでした。茶室を四畳半から三畳、一畳台目の小間にして、にじり口を設け、露地をもてなしの空間とするなど画期的な変革をし「わび茶」を大成しました。
客として訪れ、退室するまでの全てを充実した時間とする「総合芸術」として完成させました。
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9月19日(木)「三人の茶頭」今井宗久・津田宗及・山上宗二
堺という町は15~16世紀、各国との貿易や貿易品の国内への流通拠点として栄え、当時の商人たちは、店や屋敷の裏に茶室をつくり「市中の山居」を求めました。この時代の豪商で今井宗久・津田宗及・山上宗二の3人がおり、いずれも、織田信長や豊臣秀吉の茶頭でした。この3人の茶頭の生涯や茶の湯に与えた影響などを考えたいと思います。
日時:
2024/04/18(木)・05/16(木)・06/20(木)・07/18(木)・08/22(木)・09/19(木) 18:30~20:00
講師:
淺沼 宗博 
定員:
20名
料金:
全6回分 会員 9900円 ビジター 12900円 (6回分、茶菓代、材料費含む)
場所:
五十鈴塾左王舎

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