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暮らっしっく日本 五十鈴塾

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五十鈴の里季節便り ~二十四節気によせて~

二十四節気とは、一年を二十四に分けた季節暦です。元々は中国から伝わったものですが長い間に日本風にアレンジされ、季節感を暮らしの中に取り入れるよりどころとなりました。今でも、立春や夏至、秋分、冬至など季節を表す言葉として用いられています。

五十鈴塾では、昔から受け継がれてきた日本の季節感や暮らしの知恵などの生活文化を通じて、現代社会の暮らしに豊かさや潤いをもたらすことができればと、日々講座企画や活動を行っています。
 
 

夏至(六月二十一日~七月六日)

 
〇「浜木綿」

浜木綿はヒガンバナ科の海浜生の多年草。あまり一般的な花ではないのですが、この季節浜辺や庭で大きな株に白い花が咲いているのを見かけます。東アジアから南アジアにかけて温暖な地に育ち、日本では房総半島以南の黒潮に面した海岸部に多くあります。名前の由来は花の様子が神事に使われる木綿ゆうという白い布に似ているからだそうです。志摩市志摩町の大島には多く自生していて、暖地性砂防植物群落として県指定の天然記念物です。

浜木綿は万葉の昔から親しまれている花で、柿本人麻呂が
 
  み熊野の浦の浜木綿百重ももへなす 心は思へどただに逢はぬかも
 
と詠んだ歌は有名です。浜木綿と海女の取り合わせも写真の素材として使われ
 
  浜木綿に昼餉の海女の一たむろ   中村三山
 
という句も目の前に様子が浮かんでくるようです。三重県の浜辺には多く見られ、夏を代表する花となっています。