聖地巡礼その2 ~那智参詣曼荼羅~
- 内容:
- 熊野は古代より神秘的な聖地とされ、修験道の修行の場として知られていました。
平安中期になり末法思想が世に広まり、救いを求めて阿弥陀信仰が盛んになると、浄土の地としてクローズアップされ、天皇をはじめ貴族などが続々と参詣に訪れました。以来熊野信仰は大きく広まり、全国的なものとなってゆきましたが、その一翼を担ったのが熊野比丘尼といわれる女性たちの集団でした。
彼らは熊野信仰勧誘のために全国に散らばり、参詣曼荼羅を用いてわかりやすく絵解きをしました。中でも那智参詣曼荼羅は作例が最も多く、今に残っているものも多くあります。この曼荼羅図を詳細に見ると当時の人々の生きざまがひしひしと伝わってくるようです。
曼荼羅図の第一人者である西山先生にじっくりとお伺いします。
- 日時:
- 2021/10/20(水) 13:30~15:00
- 講師:
- 西山 克
- 定員:
- 20名
- 料金:
- 会員 1150円 ビジター 1650円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました