新嘗祭に寄せて
- 内容:
- 新嘗祭は「しんじょうさい」ともいい、古代から最も重要な宮中祭祀です。
天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇に供えて感謝の報告をおこない、自らも食する儀式です。
天照大御神が孫の瓊瓊杵尊に民の主食にするようにと稲を託し、以来天皇は稲づくりを使命としてお米の祭りをつづけてきました。
稲が見事に実った収穫を報告し感謝する祭りが神嘗祭で、ついで新嘗祭で天皇が大神とともに召し上がることで、民族のエネルギーが新しくされるのだそうです。同じ日に伊勢神宮をはじめ全国の神社でもおこなわれます。
伊勢神宮では、外宮内宮で大御饌を奉り、天皇からの勅使が幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。
新嘗祭は29日まで125社全てで行われます。昔は新嘗祭まで新米を口にしない風習がありましたが、戦後は忘れ去られてしまいました。
勤労感謝の日になって、その意義がすっかり忘れ去られてしまった新嘗祭をもう一度見直したいと思います。
- 日時:
- 2022/11/16(水) 13:30~15:00
- 講師:
- 神崎 宣武
- 定員:
- 18名
- 料金:
- 会員 1200円 ビジター 1700円 /オンライン講座 1200円
- 場所:
- 五十鈴塾右王舎
講座は終了しました