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暮らっしっく日本 五十鈴塾

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神崎塾長のつぶやき

令和3年冬号「冬至とかぼちゃ・ゆず」

冬至とうじは、二十四節気せっきのひとつです。

この時期は、農閑期に入っていて、いわゆる冬枯れがはじまっています。一年で、もっとも日が短くなるのが冬至。やがて訪れる春の息吹の再生を願っての行事でもあります。

冬至には、冬至がゆや冬至南瓜かぼちゃ、冬至蒟蒻こんにゃくなどを食します。

冬至粥の代表は、小豆あずき粥。古くから、小豆の赤色は邪気悪霊を払う、とされました。

また、かぼちゃには、生命力の大きい豊穣の意味があります。冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない、ともいわれました。ちなみに、かぼちゃは「南瓜なんきん」とも呼ばれますが、冬至に「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれ、他にも、にんじん・だいこん・れんこん・ぎんなん・きんかんなどが「運盛り」といって縁起をかついで食されたものです。

こんにゃくは、からだの内を清める働きがあるといわれます。こんにゃくを「胃のほうき」とか「腸の砂おろし」とも呼びました。

冬至にゆず湯に入ることは、季節の節日ごとの禊ぎ祓いの意味があります。この時季が「旬」のゆずは、香りも強く、その強い香りが邪気悪霊を払い精気をつなぐ、とされたのです。ゆず湯は、現代でもみられる行事ですが、子どもたちにこのいわれを伝えることが大事な時代、といえるでしょう。

もっとも、温湯で禊ぎ祓いをするようになったのは、風呂が発達してからのちのこと。本来は、水垢離みずごりをとるべきところを肌寒い時季でもあり、風呂の湯浴ゆあみですませるようになったのです。薬湯としてのゆずに意味があるように思われがちですが、本意はあくまでも清らかな「水」にあるとしなくてはなりません。

そして、湯浴みが広まったところで、旬の時季の精気を象徴するゆずを湯に加えるようになりました。江戸で銭湯せんとうの発達とともにゆず湯が広まった、ともいわれます。

ゆずは、ほぼ日本原産といってもよい柑橘類として今日まで伝えられてきました。ゆず酒にゆず味噌、ゆず胡椒こしょうなど、日本の味も大事に伝えていきましょう。

伊勢 美し国から

番組概要

「伊勢美し国から」は、日本人古来の生活文化を「美し国」伊勢より発信する15分番組です。
二十四節気に基づいた神宮の祭事や三重に伝わる歴史、文化、人物、観光、民間行事などを紹介。古の時代から今に伝わる衣食住の知恵と最新のお伊勢参り情報を伝えます。
五十鈴塾は、日本文化の再発見を目指して各種講座及び体験講座などを開催してきた実績を活かして、この「伊勢美し国」番組企画を行っています。

令和4年1月 伊勢神宮と五十鈴塾

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